
中華人民共和国におけるSARS騒動は、まだ皆様の記憶にも新しい事件かと思われます。
2002年11月に、中華人民共和国広東省にて発生した感染性の新型肺炎SARSは、世界各国にも感染者をだす程に猛威を振るいました。
当初、野生のハクビシンやタヌキのフンなどから、SARSと遺伝子配列が酷似するウイルスが見つかったため、ハクビシンこそSARS蔓延の原因とされていました。
しかし、ハクビシンが持つウイルスに感染したと見られる野生動物を、取り扱う業者十数名で検査したところ、SARSのような肺炎を患うことはありませんでした。
また、SARSとハクビシンの持つウイルスの遺伝子の一部に違いが見られたこともあり、SARSはハクビシンの持つウイルスが突然変異を起こしたものではないかとの見解も生まれました。
そして、これらの要因を調査した結果、SARSが発生した直接的な原因は、野生動物取り扱い業者のずさんな衛生管理だったのではないかと今では考えられています。

